第20回 パン…

僕の住んでいるトコは、昔から住んでる人と10年くらい前から越して来た人が混在してる、まぁよくある町ですね。
今回は昔から住んでるおばさんとのチョットした話しですね。
凄い綺麗好きで玄関が汚れるのが嫌で、いつも閉じていて出入りは裏口からしかしません、お客さんも裏口からで僕も玄関開いているのを見たコトありませんね…
ある日、回覧板を持って行ったら
「虎六君パン食べる?」
「パン食べます、好きなほうです」
「なら、このパン持って行って、職場で貰うんやけどおばちゃん食べないし」
と、コンビニ袋いっぱいのパンを貰いました。
それから何日かして、そのおばさんから電話がかかって来ました。
「この前のパン食べてくれた?」
「好きなパンばっかりやったから、すぐ食べましたよ、ありがとうございました」
「それやったら、これからも職場でパン貰うから食べてくれる?おばちゃん食べへんから勿体ないから…おばちゃん持っていくからお願いやわ」
「こっちこそ、ありがたい話しです、ありがとうございます」
ラッキーな話しやわと楽しみにしてました。
しかし…
しかしですよ…
あれから1年以上経つのに1回もパン持ってきてくれません、あれは何だったんでしょう?
何回か顔合わせるコトあったんですけど何も言いません…こっちからも聞きづらく今だに謎ですね。