第17回 運命の日…

高校2年の時の話しなんですけど、1年通ってみて、それなりに楽しいし嫌なコトも特に無かったんですけど飽きちゃったんですね。
それで今思うと浅はかなんですが大学気分で必要最低限行けばいいやって思っちゃったんですね…
それからは1日行かなかったり午前中だけ行ったり、午後だけ行ったりしてたんですよね。
何してたんだっていえば遊んでたんですね。
私立の全寮制の学校があるんですが、そいつらと遊んだり、時には警察に追っかけられたり楽しくやってましたね。
そんなある日、学校の廊下で数字の教諭に「虎六、あと2回授業受けんかったら進学出来ないぞ」と言われて浅はかですから「じゃ後1回休めるんや」なんて言ってたんですね。
暫くして担任に呼び出しくらいまして「虎六、数学と体育の出席日数が足りない、このままでは進級出来ないぞ」「えっ話が違うやないですやん」「それは知らん、それで明日、進級判定会議があるから家で待ってるように」なんて言われまして落第するなら退学かなぁ、なんてブルーな気持ちで1日待ってたわけです。
担任の来るまで長く長く感じましたね。
ようやく夕方来まして「結論から言うと条件付きで進級は認められた、その変わり補習授業を受けるコト3年の1年間は休まないコト、それと、どうやって決めたかは先生全員の挙手で決めた、進級させてやろうと言う先生が多かったからだから期待を裏切らんように」
と言うコトでした。
身から出た錆とはいえ無遅刻無欠席プラス補習授業はこたえましたね。
まぁでも、馬鹿を承知で言えば高2の1年間は最高に楽しかったですね…