第七回 小便小僧…

あれは高1の秋頃、腹痛が酷かったんですが、男が腹痛くらい気合いで治すと大きな勘違いをして結局何日かして病院ヘ担ぎ込まれると盲腸炎らしく即手術されました。
麻酔から醒めると、お腹から六本の管が出ており酸素吸入されてました。
母によると腹膜炎の酷いのになっており、管からは毒素を輩出してるらしく、後1日遅かったら死んでた言われ、こんな酷いのは初めてだったそうです。
毒素輩出工場になって二週間、病院中の医師が見学に来ました…

前置きは、ここまでで今からが本題です。
管もやっと外れて院内を散歩していると、前から点滴の機械を付けて片手には尿瓶を持ったおじいさんが歩いて来ました。
邪魔しちゃ悪いと立ち止まってやり過ごそうとした瞬間、おじいさんがよろけて尿瓶を激しく揺らし中の尿が思いっきり僕の下半身にぶっかかりました…
一瞬思考停止になり足の生暖かい感触で我にかえると、じいさんが手を合わせて何回も謝っていました。
怒る気力も無くなり、じいさんはほっといて看護センターに行き事情を説明して入院服の代わりを貰ったんですが完全に、こいつやったなと疑いの目でみられ一人洗い場で足を何回洗ってもスッキリせず手術より、こっちの方がショックでしたね。
今でも、あの生暖かい感触忘れないですね…